「古書価格表示の色々」
古書でも一部の高価品は、袋詰めか帯をつけてそれに価格表示しています。
多いのが古書市対応で、書店名入りの小さな紙に価格を書いて一部を糊付けです。
大抵は剥がすと、微かに糊跡がついた状態になります。
最近増えたのが、インデックスシールの価格を書いて貼る方法です。
相手が普通の紙ならどうしようも無いですが、プラスチック加工のカバーならば色々と剥がす裏技があるようです。
もっとも、糊を溶かすとカバーも変色する事もあります。
安価本に多いのが、鉛筆書きです。
裏表紙・カバー・最後のページと、場所は色々です。
一応は消しゴムで消えますが、筆圧は残る事が普通です。
購入したら、価格は消すか捨てる人が多いでしょう。
ただ、そのまま放置する時もあります、まとめ買いをすると結構面倒なのです。
購入してから、長い時間後に(10年以上)見ると購入価格もひとつの情報とも言えます。(2013/08/07)
「立地地方関係を扱う古書店」
地方限定出版や非売品や、地方同人誌はいつの世もかなり存在します。
研究者や資料を集めている人には、それが少数でも貴重です。
典型的なロングテール書籍であり、必要な人は少ないが研究者には宝の時もあります。
それらは、専門に扱う書店の一部に集められています。
価格は、あって無いようなもので微妙としか言えない。
そして、カタログやネットに出る物はレア度が低い一部です。
レア本は、その地区の古書店に出向く事が必要でしょう。
あるいは、地区の古書市が狙い目でしょう。
残念ながら、それらの古書店が減少傾向です。
研究書やレア書は、ビジネス的に難しいのでしょう。(2013/08/17)
「レア本とは何か」
古書は価格差が激しいです。
まさしく言い値というか、1点もの特有のあってない価格です。
しかも、状態や付属品の有無や、版数やら妙な所に拘りがあり、テキスト派はあきれます。
読みにくい状態でも、何とか読めればそれで役目は終わったに近い派です。
レア本があるとは常識ですが、見かけないのか、絶対数が少ないのか不明です。
人気がなく市場に出ないのか(沢山ある)、人気が高いが数がすくないのか不明です。
少なくても数が多すぎる事は希ですが、出版数が減少して再版がなければ、自然にレアになります。
あとは、増刷するほどでないが、僅かに需要がある状態です。
価格が高いから、購入が少ないのは、いずれは出回る可能性はあります。
とにかく、テキストがレアか、ある出版本がレアかは違います。
レア本は何かは正確には、判りません。(2013/08/27)