古書日記(2013/08)

「古書価格表示の色々」

古書でも一部の高価品は、袋詰めか帯をつけてそれに価格表示しています。

多いのが古書市対応で、書店名入りの小さな紙に価格を書いて一部を糊付けです。

大抵は剥がすと、微かに糊跡がついた状態になります。

最近増えたのが、インデックスシールの価格を書いて貼る方法です。

相手が普通の紙ならどうしようも無いですが、プラスチック加工のカバーならば色々と剥がす裏技があるようです。

もっとも、糊を溶かすとカバーも変色する事もあります。

安価本に多いのが、鉛筆書きです。

裏表紙・カバー・最後のページと、場所は色々です。

一応は消しゴムで消えますが、筆圧は残る事が普通です。

購入したら、価格は消すか捨てる人が多いでしょう。

ただ、そのまま放置する時もあります、まとめ買いをすると結構面倒なのです。

購入してから、長い時間後に(10年以上)見ると購入価格もひとつの情報とも言えます。(2013/08/07)

「立地地方関係を扱う古書店」

地方限定出版や非売品や、地方同人誌はいつの世もかなり存在します。

研究者や資料を集めている人には、それが少数でも貴重です。

典型的なロングテール書籍であり、必要な人は少ないが研究者には宝の時もあります。

それらは、専門に扱う書店の一部に集められています。

価格は、あって無いようなもので微妙としか言えない。

そして、カタログやネットに出る物はレア度が低い一部です。

レア本は、その地区の古書店に出向く事が必要でしょう。

あるいは、地区の古書市が狙い目でしょう。

残念ながら、それらの古書店が減少傾向です。

研究書やレア書は、ビジネス的に難しいのでしょう。(2013/08/17)

「レア本とは何か」

古書は価格差が激しいです。

まさしく言い値というか、1点もの特有のあってない価格です。

しかも、状態や付属品の有無や、版数やら妙な所に拘りがあり、テキスト派はあきれます。

読みにくい状態でも、何とか読めればそれで役目は終わったに近い派です。

レア本があるとは常識ですが、見かけないのか、絶対数が少ないのか不明です。

人気がなく市場に出ないのか(沢山ある)、人気が高いが数がすくないのか不明です。

少なくても数が多すぎる事は希ですが、出版数が減少して再版がなければ、自然にレアになります。

あとは、増刷するほどでないが、僅かに需要がある状態です。

価格が高いから、購入が少ないのは、いずれは出回る可能性はあります。

とにかく、テキストがレアか、ある出版本がレアかは違います。

レア本は何かは正確には、判りません。(2013/08/27)