古書日記(2013/09)

「夏の古書市は終わる」

古書市は、年中行われる様になりましたが、古くからは夏が多いです。

歴史的な知名度と集客の関係もあるでしょうし、参加店の都合もあるし、顧客の都合もあるでしょう。

デパートや屋内も増えましたが、青空も多いです。

ただ、猛暑が続くと青空市は、環境は厳しくなるでしょう。

時期的な要請なら、屋内+冷房にならざるを得ない。

あるいは、開催時期の見直しでしょう。

サッカーワールドカップの、夏開催の見直しもあるようですし、夏の開催は条件がつきそうです。

月1回の、定期開催が増えています。

開催頻度は、別として知名度と集客さえ出来れば、開催側も、顧客も考えどきです。

古書市も開催には、準備と費用が必要ですから、固定するまでは大変でしょう。

ただ、メリットも多い筈ですので、試行から定着が望まれます。

ネットとの併用店も増えていますがそれも試行でしょう。

(2013/09/06)

「古書店・古書市の集客性」

都会では、デパート・ショッピングモール・イベントホールでの古書市があります。

デパートの催しとしては歴史は古いです。

それに、ショッピングモール・イベントホールが追加されて来ました。

集客と開催費用との兼ね合いです。

古書市自体の収益は、考えていないと思えますが、集客性は重要です。

まだ、規模に制約がある事が多く、簡単に言えば中途半端な事が多いです。

それを目的にする事は無さそうですが、偶然に近くに来た・時間が空いた時には入ってしまうレベルです。

どこに目的達成があるのかは不明ですが、直ぐに消えるものと、定期的に開催される場合があります。

後者がある限り、新規で企画する事はありえるでしょう。

ただ、ブックオフスタイルは常設店が近くにあるケースが多く、古いスタイルに限られていると感じます。

(2013/09/16)

「新聞書評で絶版本が登場」

原則は新刊の書評は変わりませんが、新聞書評がいくらか変わって来ています。

エッセイ的に、本の思い出や好きな本を何冊か選ぶ欄の登場です。

当然に、新刊とは離れますし、絶版本も含まれます。

大抵は、「品きれ」「絶版」の記載がありますが、新刊以外購入していない人は理解しません。

また図書館の利用はそれほど多くもないし、蔵書にない事もあります。

現在はネットでの書籍販売の多くは、新刊と古書をリンクしています。

まるでこの自体に対応している様です。

絶版本は古書で探すのは、定跡ですし、今はネット通販はそれに対応しつつあります。

古書の購入に慣れていない人が多いのでしょう。

新刊書店に、絶版本の問い合わせがあるとも聞きます。

書評本を並べる新刊書店も、まだ対応出来ていないという事でしょう。(2013/09/26)