「著作権の長期化論争」
日本の著作権は、著者の死後50年ですが、海外では70年もあります。
日本でも70年に伸ばす考えもあるようです。
古書に関しては無関係ですが、復刊は大きな影響があります。
古書価がもし復刊の影響があるならば、間接的に影響はあるでしょう。
ただメジャーな出版界で、50年でも生き残る本は極めて僅かです。
権利だけ保有している事にどのようなメリットがあるかは不明です。
そもそも未来の本と出版がどの様になっているか自体が判らないです。
古書は、昔は職人が扱う世界でした。
その人達は、昭和が限度か、あるいはそれ以前です。
今の出版界の古書は、誰も判らない世界かもしれません。
復刊かマイナーでも、本的には意味があるでしょう。
マイナーな復刊を抑えて何か意味があるのかは、疑問しかありません。
(2013/12/05)
「愛書家の蔵書は掘り出し物」
多くの人は本の扱いは乱暴ですし、保管も同様です。
本に書き込みや、蔵書印を押す人も同様に、古書としても傷み劣化となります。
新刊を丁寧に読み、保管し、書き込みも蔵書印もないものは、愛書家の蔵書にあります。
古書に出ることは少ないですが、出たときは掘り出し物です。
ただ古書店が、価格の書き込み等で扱いが悪い事が心配です。
古書は、状態で価値が変わる事は避けられません。
新刊書店でも、売れ残りや返品履歴のある本は、劣化があります。
新刊書店は、多くが返品可能なので、扱いが乱暴です。
そこで立ち読みする人も、同様がかなりいます。
とにかく、図書館の回転の高い本が、痛める人の多さを示しています。
(2013/12/15)
「古書目録も、古書になる」
古書目録も専門店の発行品は、情報量が多い物があります。
一般には、実物を見ていない人が多い中で、一番詳しい人が昔は多かったです。
そこから発行され配布された古書目録は、時代を過ぎると存在が少なくなります。
あっても、書き込みが多いのが普通です。
とにかく、発行部数も明らかでない非売品で、情報が多いです。
これはレアな、古書の条件を持っています。
実際に、古くからのファンや蒐集家は保有している事がおおいです。
新しい、ファンは実物を見ていない事が普通です。
うっかり見逃しがちですが、ちょっとした同人誌よりは重要かも知れません。
そして、それに該当するものは少ないです。
しかも、ネットの普及で発行が止まっている事が多いです。(2013/12/25)