「郊外古書店」
古書店の立地は多様ですが、郊外も依然多いです。
交通機関が不便でも、来る人は来るのが古書店です。
繁華街で回転率の高い店舗を目指す考えもあります。
ただ、倉庫を含め広い陳列スペースを求める事は昔からかなり多いです。
新規スタイルの古書店も郊外型も多いです。
古書店単独の場合は、そこが目的になります。
膨大な在庫の中には、珍しい掘り出し物がある可能性があります。
必ずしも整理されていないし、マニアが集まる傾向があります。
掘り出し物が残る可能性はそれほど高くないでしょう。
ただし、流行から外れた本を探す人には、避けがたい古書店です。
本来は、1日でも制覇は無理ですが、立地からは1−2時間しか無理な事も多いです。
年や半年単位で定期的に行く人も多いです。
(2014/07/03)
「ブックファーストスタイル」
ブックファーストが登場した時は、奇妙な印象でした。
古書の値段を外観と新しさでつける、在庫でつけるという単純さです。
古書=使用済み本の割り切り、機械的に価格を決定します。
当初は価格が奇妙で、せどり対象でした。
しかし時間と伴に、適正に収斂してきてひとつのスタイルになりました。
そして、追従者の登場です。
部分的に変更を加えて、特徴を出しますが根本の機械的価格設定は変わっていません。
買取と販売が繰り返され、回転を早くします。
いわゆるマニア蒐集家には縁がないが、足は運ぶ事はあるでしょう。
掘り出し物はないと言っても、ゼロの保証はありません。
(2014/07/13)
「文庫か、非文庫本か」
文庫戦争なる時代を過ぎるとすっかり文庫本の比率が増えました。
加筆修正や短編や解説の追加があれば、文庫を好む人が増えても仕方ないです。
また単純に価格の問題もあります。
単行本には装丁・イラスト等やカバー・帯・月報との別のアイテムもあります。
一概にどちらと言えませんが、全てが双方があるわけで無いです。
文庫化率と、いきなり文庫出版率は時代で変わります。
文庫を待つと絶版で入手困難になった経験を持つとシビアになります。
では古書はというと、基本は流通量です。
ハードカバーはそれしかないと必然ですし、古いとレアです。
文庫が量産されると、ハードカバーも無関係でありません。
通常は文庫の傷みは多いですが、古書に流通しなくマニアが保管しておれば美本でのこります。
(2014/07/23)