「書店の絶版表示と出版社は異なる」
新刊書店の在庫表示は、精度はそれほど正確ではありません。
在庫の有無は、実販売に関わるのでおおむね正しいでしょう。
在庫なしの時の、取り寄せ・確認・絶版等の表示はあまり信用出来ません。
扱う予定がなければ、絶版表示はメンテナンスが不要です。
それは、どの程度正確かは信用しない方が良いでしょう。
まず、小売店や問屋で在庫がある場合は珍しくありません。
出版社に売れ残りが返品されることも、普通です。
一時的な在庫なしと、絶版は異なります。
ただ、そのような出版数の少ないだろう本は、古書にも出にくいです。
そこに、探さないでレア品高価格という勘違いが生まれます。
いくつかの出版社は、在庫処理が早く絶版にしたがる傾向はあります。
おおくの中小出版社は、在庫は財産として長期保有します、絶版という市場の間違った噂と食い違います。
(2014/08/02)
「大規模書店の推薦作家フェア」
新刊だけなのが残念ですが、書店チェーンで推薦作家フェアがあります。
書店単位の推薦ポップが、本屋大賞のきっかけでした。
ただ大きくなり過ぎると、どこも同じで面白みが本好きにも営業的にもなさそう。
結局は元に戻るか、書店別になります。
古書とは無関係のフェアですが、名前が出ることで絶版本が古書で流通する事があります。
作家により古書比率は違いますが、絶版本のある作家は注意です。
ひたすら出すストアと、思いつくと出すアマとで古書は流通します。
前者は価格を操作する可能性があるだけだが、後者の流通を期待です。
かってオークションに出して、落札されなかった本の再出品も期待です。
とにかく、本の再評価的な動きは原則歓迎です。
(2014/08/12)
「まとめ買い」
古書にはまとめ買いがつきものです。
複数をまとめて、一括販売は結構あります。
シリーズ・叢書の一括は王道で、バラで集めるのは難しいのでプレミアが付きます。
逆に安価本を、多数まとめて販売もあります。
こちらはディスカウントですが、問題は既読本やたぶん読まない本が混じる時の処理です。
普通は、欲しい本だけの価格計算で決めます。
あとはなかった事にするのですが、手元に来るとどうあつかうか。
多いのは包装のまままとめおきでしょう。
捨てる・ゆずるは少数派でしょう。
ついでに読みほど時間があまる人はまれでしょう。
ただ、まとめ買いが必要本換算でも安いことが多いのです。
(2014/08/22)