古書日記(2014/09)

「何年経つと古書か」

新刊は古本になり、次第に姿を消します。

流通がなくなった頃に、いくつかが探される本になります。

呼び名も、古書になる・・・・かも。

物価を無視すれば、新刊価格より高い頃が目安でしょう。

いつもいいますが、本の内容や価値とは無縁です。

需要と流通のバランスで、古書価は決まります。

新刊時に人気がなく、あとで流通数以上に需要があればレア本になります。

面白いかどうかは別ですが、それを確かめる事も出来ない。

その過程からは、年数はばらばらです。

あえて言えば、ジャンルの下火の時代はレアになり易いです。

あくまでも、どこまで言ってもビジネス性は残ります。

ただ、ブックオフスタイルのは、取扱が終わる経過年があるようです。

(2014/09/01)

「古書価次第で復刊待ち」

復刊には色々あります。

売り切れのなかから、選んで行く復刊は、待てば手に入りますが、古書があれば安価です。

なぜか、絶版が続いていた本の復刊は、古書価より安い時もあります。

価格だけではないですが、こちらの場合は復刊待ちも多いでしょう。

テキスト派や資料派を困らせるのが、復刊時に作品の入れ替えが有るときです。

復刊と、増刷は違うといわれればそうなのです。

作品集で減らす、または増やす、もっと激しく加えて減らす=入れ替えです。

加筆訂正や、誤植訂正や、解説の変更は仕方ない所です。

とにかく、題名のみが先に情報が入るが、本当の内容は復刊後です。

実は古書でも同じで、本の題名と収録作が微妙に違い事は多いです。

(2014/09/11)

「サンリオSF文庫総解説」

新刊の解説本です。

ただし、対象は既に絶版です。

内容は玉石混在だから、解説本はありがたいのか?。

古書価の高い本もかなり含まれています。

紙質のせいで、いたみが激しい本も多いが、復刊は少ない。

それでいて、叢書の冊数は百冊台後半(内容が微妙なものがある)もあります。

SFに詳しい人の評価はどうかは知らない。

SF中級者までは楽しめるかは微妙だ。

私は100冊以上所有するが、読んだ数はおおくないし、時間がかかる本が多い。

それに名前と違って、SFとも言えない本も多い。

幻の叢書が表に出るのか、より混乱するのか微妙です。

(2014/09/21)