古書日記(2014/11)

「古書店は退職後の職業か」

古書店を退職後に始める人がいます。

退職後に、商店を始めるならば本に知識があれば選択肢です。

小規模の古書店ならば、分野専門店でないと大規模店に対抗出来ません。

知識と情報はプロ以上のマニアは多いです。

古書価と希少性は情報と知識の世界です。

昔は目利きと呼ばれ、誰の古書価は誰が決めるという噂もありました。

ネットオークションで値崩れが起きて、素人も古書価情報を持つ時代です。

ただ、それらは一部ですし、古書の特殊性の一部です。

それを含み越える事が出来るのは、マニアだけです。

老後・・まだ60位ですが・・・に古書店を始めるのは選択肢になるでしょう。

同じジャンルのマニアから、古書を入手出来る可能性もあります。

小規模とネットの利用は、それを広げました。

(2014/11/10)

「繁華街の古書店」

繁華街に複数の古書店を並べるモデルが、見られる様になりました。

古書の街とか、レトロ風な雰囲気のエリア作りのアイテムです。

スペースの小さい古書店が、複数並びます。

新刊書店だと、並ぶ本が似てしまいますが、古書は専門が多様です。

最近のブックオフ・スタイルは、新刊書店の中古版ですので別です。

在庫は制約されますが、複数の書店が並ぶと充分な規模になります。

このような古書店の特徴は、安価本の流通が激しい事です。

レアなマニア本よりも、安価な流通本の回転率が極端に高いです。

並べる数は限られていても、絶えず補充が必要な状態になります。

従来の古書と客層が異なるのでしょう。

(2014/11/20)

「カタログはサンプル広告」

古書店のカタログは減少しました。

ネット通販と、ブックオフスタイルの登場の影響もあります。

基本は一品のカタログは、効率が悪いがステータスとも言えた。

あるいは広告とか、在庫サンプルとも言えます。

殆どの古書店が高価な骨董本も、安価な本も扱います。

カタログは、高価な本が中心で、レア性のあるものです。

レアとは、購入希望者が少ないという事で、在庫がある事を広く知らせる必要があります。

ふらっと、立ち寄った人が偶然に見つける可能性より高める必要があります。

また書店の存在とか、古書市の開催通知の意味も大きいです。

専門店のカタログは資料性があり、オークション取引の対象になる事もあります。

メール配信もあります。

(2014/11/30)