古書日記(2015/05)

「本棚探偵」

読書好き・本好きは、大抵は古書好きだ。

話題の中の多くは、程度は違っても古書は含まれる。

本好きの人の著書もかなり出ている。

「本棚探偵」シリーズもそのひとつで、3冊目が日本推理作家協会賞になった。

本好き・読書好き・古書好きな人の読むジャンルの1つが判る。

広義のミステリのジャンルは本好きが集まるし、ちょっとうるさいくらいのマニアも多い。

それが講じて、古書ミステリなるジャンルも出来る位だが、小説に留まらない。

それに、昔はこのジャンルが研究対象になりにくく著名作家でも、完全な書誌がない状態だ。

ならば口コミとは言わないまでも、個人の研究?者が生まれる。

研究者とは呼ばなくても、充分にマニアだ。

ジャンルに合わせて、探偵と呼んでも見たい。

アマとマニアが多数存在するジャンルは、結構多い。

(2015/05/09)

「古書ミステリー」

「古書ミステリー」「古書店ミステリ」「本屋ミステリ」を見かける。

昔からあった分野だが、急に増えた。

ネタが多いとか、知識がない世代が増えた影響もあるだろう。

マニアには広く知られた話題でも、一般にはテーマとなりうる。

主人公が女性に出来るメリットもあるが、普通より年代は若くなりがちだ。

現実の図書館で調べて貰う場合は、知識に偏りがあるのは当然だ。

図書館員や書店員は詳しいというのは、多くは妄想だ。

名探偵と同じで、詳しい人も存在する程度だ。

マニアから見れば、常識レベルでもライトなテーマになるなら、手軽に書けるのだろう。

本を読まない人が増えると、インパクトはどちらに触れるかは不明だ。

(2015/05/19)

「伊勢佐木町探索」

横浜に行ったので、短時間だが伊勢佐木町付近を探索した。

大型古書店でないが、そこそこは時間が欲しかった。

背表紙が見やすい本は、ブックオフで見慣れているが最近出版が多い。

読みにくい古い本に、レアものの可能性があるが時間がかかる。

しっかりしたハードカバー本は、古くても背表紙は綺麗だ。

ただ旅先で購入するには重い。

負け惜しみに見えるが、時間切れで見切れず収穫がほぼ無かったからだ。

じっくり時間を取るのが正解だろう。

ただ、今の廃業時代に、次がどの程度あるのかは微妙だ。

古書は一期一会だろう。

近くに複数あるのはうれしい。

(2015/05/29)