古書日記(2015/08)

「古書カタログの電子メール版」

古書カタログは減少した。

ただし、刊行間隔を除くと微妙だし、古書市の案内を兼ねると結構ある。

ただ、個人的に猛暑の季節には、参加が場所で微妙になるだけだ。

ネット時代では、ネット専用古書店も登場した。

ネットと店舗併用はもっと多いと思う。

倉庫に積んだ古書も、ネットでは販売品になる。

カタログを、電子メールで送る事はある。

なかったものが、出来たのだがその後の増加は不明だ。

古書の新入荷にあまり敏感でないからだろう。

新刊書とは異なり、新入荷は微妙な位置になる。

古書では、むしろ探求本探索が多い。

それのサービスは、カタログとは異なる。

(2015/08/07)

「夏の古書市を襲う猛暑」

古書市のかなりは屋外だ。

規模が大きく、歴史があるものほどにその傾向がある。

古書会館や、屋内での中規模開催は上記の問題から、生まれた新しい形態だ。

屋外は、規模が大きく出来て、趣向も可能だし出品店も多く出来る。

そこそこの天候なら、風物詩というか季節の趣がある。

ただ、近年の猛暑や大雨は、古書市を苦しめる。

開催側も、訪問側も当日時間の様子任せになる。

遠くから、計画的に参加するマニアは、何も出来ずに無駄になる可能性もある。

出店側も苦しむし、集客と売上げへの影響はあるし、商品が傷む可能性もある。

計画を立てやすい、屋内古書市へ足が向くのは避けがたいのも仕方ない。

(2015/08/17)

「古書店の整理の程度」

古書店の整理の程度は、商品の回転率の反映が影響すると思っている。

売れた本の補充を度々行うと、自然に整理される。

商品の回転率は、店舗の立地条件と扱う種類の影響が大きい。

最近は漫画専門店やコミック専門店や、専門コーナーが増えた。

これらは一部の稀覯品を除いては、回転率が勝負だ。

古くなってから価値が上がるのを待つのは気が長い。

古書店の整理度は、マニアには微妙だ。

自分が探しやすいならば、多の人も探し易いので、掘り出し物に当たる率は低い。

誰も探さないような、埋もれた未整理の所に偶然に掘り出し物を見つける。

偶然といっても、実は時間をかけてじっくり探す結果だ。

ネットの登録本の検索とは違う世界の事だ。

(2015/08/27)