古書日記(2016/01)

「高価でないレア本を探す」

レア本マニアやせどり業者が行き交う。

ネット古書店は、古書価を共有させた説があるが、本に見合った価格は疑問だ。

幾度か述べているが、多くの読者がおれば復刊される。

復刊されない面白い本はどの程度存在するかは、かなり微妙だ。

ただし経験上は確実に存在する、しかし大抵は情報不足で判らない。

本好きまたは古書を含めた読書マニアは、読める量以上に本を購入する。

活字中毒と言われればそうだろう、読む本が無くなる事は怖い。

必然的に未読本が増える、30年以上も前に安価で購入して読んでいない本もかなりある。

現在になり、それらの幾つかをまとめ読む事もあるが、たまに復刊されたりレア本扱いされる事もある。

未読本多数と言っても、出版本に対しては極めて少数だ。

その中に、以降に評価が上がったものが有ったり、後に入手困難になった物があると微妙ににやりする。

しかし、一番はデビュー時から読み続けて成功した作家の本が最高に楽しい。

(2016/01/04)

「年末・年始の古書市が終わる」

古書市は、毎月定例に行われている。

それとは別の年中行事もあり、年末・年始はその時期の1つだ。

それはほぼ終わり、月定例があるようだ。

集中開催で時間をかけて探すのが好きな人も、定点観測で古書店を廻る人もいる。

ただ、普段行かない地域の店も集まる規模の市は行く人は多い。

新規で開催する所も多いが、イベントの一部の扱いが多い。

見る時間は手ごろだが、見慣れた本が多い。

古書ではないが、同人誌等のコミュケの冬の開催もある。

本来は古書と無関係だが、マニア性と復刊性等に類似点がある。

古書店が地道に扱う同人出版もある。

(2016/01/14)

「書籍単価上昇と古書価上昇」

古書の多数の流通品には、均一価格棚とか安価棚とかでの販売がある。

古書店の店頭に通常設置される客寄せの部分だ。

文庫・新書サイズを主体にして、100円均一とかが名物的に長く続いて来た。

内容は古書店で異なるが、そこの物色もマニアの楽しみの1つだ。

新刊書籍の単価が上昇している、文庫でも1000円越がある。

平均してページ数も増加気味だ、単価上昇で部数減少による固定費回収が目的だろう。

単価からの比率で価格を決める、通称・ブックオフスタイルが登場したがそれはまともに古書価に反映される。

それよりは遅れるが、一般古書店でも、安価本の単価が上昇傾向だ。

価格均一棚が少なくなり、安価品棚に変わった。

そして安価価格が、150円・200円・・・・と少しずつ上昇する。

どこでその差が出来るかは微妙だが、マニアは僅かな差にも注目する。

(2016/01/24)