古書日記(2017/09)

「新本格30年記念出版」

「新本格記念出版」は出版社レベルで行われる。

作者や作品に偏りがあるのは、本屋の都合だ。

作者+キャラクター別のアンソロジーが3冊出版された、書き下ろしではない。

愛蔵版の出版が予定だが内容は不明だ。

記念の書き下ろしアンソロジーが予定されている。

記念の長編叢書計画がないのならば、一番楽しみな予定だろう。

早くからアナウンスがあったが、順次出版か予定が出されている。

出版的には静かだだが、イベント計画もあるようだ。

地域・時間的に一般には参加は難しいだろう。

復刊は動きがあるのかどうかは不明だ。一部作者は現役作もある。

古書や電子出版は、いつも動くがマニア以外はきずかない事が多い。

30年という最初の世代以降の作者の動きはまだ不明だ。

(2017/09/05)

「文学フリマ」

同人誌と自費出版は継続して作られている。

専門の出版社もあるが、作るだけならば小さな印刷会社でも可能だ。

自費出版の斡旋会社は、広告手段の提供を掲げるが効果は限定されると思う。

少部数出版する人には、販売取り扱い場所か、販売手段が必要だ。

ネット上では、色々な少部数出版を扱うサイトとシステムが登場している。

それと併行するのが、少部数出版やマニア対象のフリーマーケットだ。

SFやアニメや漫画が集客を含めて知名度が高い。

文学フリマは、文学全般が対象の、フリーマーケットであり東京発から全国に広がっている。

著者・出版社自身が、販売するフリマの位置付けであり、プロアマは問わない。

毎回手探りで、進行している。

(2017/09/15)

「脚本家から原作者・小説家へ」

戯曲というジャンルはあるが、シナリオとか脚本となると別のニュアンスのある。

演劇やドラマや映画のシナリオは誰しも判るが、それ以外のテレビ・ラジオにもシナリオがある番組は多い。

過去の著名番組には、小説作家がシナリオを書いたものもある。

そこには新人もあれば、評論家やエッセイストも含まれる事がある。

小説読者には、小説作者のシナリオは関心がある筈だ。

個人全集が作られると、戯曲・シナリオも含まれる。

シナリオライターや脚本家が、小説を書く事は多い、それは昔も今も同様だ。

時代劇は複数の脚本家により支えられて来たが、製作が少なくなった、その脚本家の複数は時代小説を書いている。

テレビドラマではサスペンスを中心に連続ドラマや2時間ドラマが多い。

それらの脚本家は扱う作品が増えると知名度が上がる、そして小説執筆を行う事もある。

(2017/09/25)