古書日記(2018/01)

「2018年元旦に著作権フリーの作家」

2018年元旦から、著作権フリーになった作家は下記だ。

山本周五郎は一番注目だろう。

文庫本自体が現役で多数存在するので、急な動きはないかも知れない。

継続的にそれ以外も出版されていたので、復刊でも期待される。

壺井栄も地名度は高いが、出版数は多くない。

全集的な企画が出るかも知れない。

常田常雄・木村荘十は、やや知名度は下がっているかも知れない。

古書マニアにはお馴染みであり、期待する人もいるだろう。

出版は期待は薄いだろう。

吉田茂も50年経過したので、著作物の著作権は切れた。

知名度は抜群だが、本の需要は不明だ。

著作権保護期間延長問題があり、今後は不明だ。

(2018/01/03)

「日本語小説の海外紹介」

日本語で書かれた小説の海外への紹介は、輸入よりは少ない。

海外の小説は英語を中心に、日々翻訳されて日本へ紹介が続いている。

明らかな貿易赤字の分野だが、それが長い状況だ。

それは日本語を他の言語に翻訳する人材の差とも言われた。

海外での、日本語小説の翻訳出版の需要は実は判っていなかった。

長い期間をかけて、僅かずつ翻訳と紹介が行われてきた。

最近は、日々日本語の小説の、翻訳と海外での出版情報が入る。

それは英語圏だけでなく、アジア地域も同様だ。

アジアはそれぞれの言語を使用する地域が多い。

英語版画存在する小説を中心にして、継続的に翻訳されていると言われている。

(2018/01/13)

「「君たちはどう生きるべきか」がベストセラー」

吉野源三郎作「君たちはどう生きるべきか」は中学校くらいでの読書の定番だった。

授業で使用する学校もあるし、図書室の定番であった。

個人的には、複数の教師から薦められて読んだ本の1冊だから、実に古い本だ。

それが現在にベストセラーとなっている、題名が宮崎駿のアニメに使われる。

小説が漫画の原作となって、出版された事がきっかけのようだ。

書店を見ると、複数の出版社が継続的に復刊してきていた事が判る。

たぶん、似たような本は複数あると思う。

本と人の出会いは偶然だが、本が流通していると可能性が高くなる。

この本はマニアックな内容ではないが、意外なブームと思った。

これからどのような復刊本が、ベストセラー復刊があるのか予測は難しい。

(2018/01/23)