座頭市:2

4:座頭市兇状旅

座頭市(勝新太郎)は相撲で勝つが、賞金目当てに文珠の喜助(小林勝彦)が襲い斬ったが市は母・まき(村瀬幸子)に喜助からと20両を渡した。
宿の親切な娘・のぶ(高田美和)から食べ物を貰い、主人・小幡屋島蔵(松居茂美)と下仁田佐吉(成田純一郎)と矢切の東九郎(安部徹)の話から、二代目親分・佐吉と娘・のぶは恋仲だが、のぶの養父・島蔵は未だ縄張りが捨てきれない事を知った。
彼らは二代目披露を兼ねた花会に多くの親分が集まっていたが棚倉蛾十郎(北城寿太郎)が邪魔に来て、そこに市も来て修めた。
国定忠治(名和宏)がまきの所に来、市の事も拡がり、おたね(万里昌代)は市と久しぶりに会い、蛾十郎といると言った。
祭りがはじまり、娘・のぶも養父と佐吉の仲の悪いことを感づいていた。
市は国定忠治に会い、のぶは市を昔住んでいた廃屋に連れていった。
佐吉に、蛾十郎と東九郎の罠をかけるが、市は自分の喧嘩とし、逃げた東九郎は偽りを親分衆に報告し、佐吉に市を斬らせようとしたが、まきは市に直ぐに出る事を言うが市は断った。
翌日、おたねが居なくなり、旅仕度の市に佐吉が来て、おたねが東九郎に拐わかされたといい、廃屋に行き佐吉の裏切りと知り、佐吉が3百両で蛾十郎を買収した。
<以下、隠し字>
追って来たのぶの声も聞かぬ佐吉だが、東九郎らが周囲を囲い、のぶを助けに来た島蔵は斬られた。
蛾十郎は必死に制止するおたねを刺し、河原の中州へ出た市は東九郎を斬ったが蛾十郎が待っていた。
おたねを斬った蛾十郎への、市の憤りが蛾十郎を倒した。


監督:田中徳三
脚本:犬塚稔・星川清司
原作:子母沢寛
出演者:勝新太郎・高田美和・万里昌代・成田純一郎・北城寿太郎・・松居茂美・・安部徹・小林勝彦・村瀬幸子・名和宏
制作年:1963年


感想: 第4作。
市の思い出の女・おたねへの思いを絡める。
まき親子と、のぶと島蔵、のぶと佐吉等の関係が次第に整理されて行きます。

5:座頭市喧嘩旅

座頭市(勝新太郎)は、堂山一家の喜助(越川一)に誘われたが、喧嘩相手の下妻一家の助っ人探しの岬の甚五郎(島田竜三)が三人の浪人に座頭市と喜助を斬らせたが喜助の惨殺に怒った市の居合斬りにあい、甚五郎は浪人の情婦・お久(藤原礼子)は逃れた。
座頭市は老人から頼まれて、逃げているお屋敷勤めの江戸の大店の娘・お美津(藤村志保)を、武士から救った、お美津は若殿に怪我をさせて追われていた。
旅篭に泊った時に甚五郎が按摩の市を呼び、その間にお久がお美津を騙そうとしたが、カンのよい座頭市に気づかれ、お久は駕篭屋・留五郎(吉田義夫)にお美津を横取りされた。
市はお久から甚五郎が下妻一家と聞き駕篭屋に入りこみ、お美津を助けたが、甚五郎とお久が見ていたが、宿に戻りお美津は誠意をつくす座頭市への信頼感が高まった。
翌日、お美津を追う藩士を居合い斬りで倒した座頭市は、お美津を江戸へ行く老人夫婦に頼んで別れたが、甚五郎とお久が見ていた。
跡をつけていた甚五郎とお久はお美津をさらい下妻藤兵衛(沢村宗之助)の所へと連れこんだ。
座頭市は、堂山の彦蔵(杉山昌三九)に行き喜助の死を話し、下妻一家と堂山一家の出入りの助っ人を頼まれたが、彦蔵はお美津の事を聞き、市は駕篭屋・留五郎が来ていると知った。
<以下、隠し字>
下妻一家と堂山一家の出入りが始まったが、甚五郎は喧嘩場にお美津を連れて行き市に会わせ、取引を始めた。
市は、寝返り狙いは彦蔵と留五郎と確かめ、藤兵衛と甚五郎について来るように言った。市のきっかけで斬り合いがはじまり、その間にお久はお美津を連れ出した。
3人を斬った市はお美津を堂山の若い手下に頼み、甚五郎達を斬り去った。


監督:安田公義
脚本:犬塚稔
原作:子母沢寛
出演者:勝新太郎・藤村志保・島田竜三・藤原礼子・沢村宗之助・吉田義夫・越川一・杉山昌三九
制作年:1963年


感想: 第5作目。
もうパターン化してくると、市はますますスーパーマン化してきます。
悪役以外の死人がすくないのが、工夫だろうか。

6:座頭市千両首

座頭市(勝新太郎)は馬子・千代(坪内ミキ子)の馬に乗って斬った吉蔵の墓参に板倉村に来た時に、上納金千両箱強奪が行われ、国定忠治(島田正吾)と市が疑われた。
市は忠治に会い確かめ取り返すというがお吟(長谷川待子)が聞いて後をつけ、代官・松井軍太夫(植村謙二郎)は庄屋清右衛門(林寛)の訴えを聞かなかった。
市はお吟が関所破りと言い、お吟はつけてきた千代に気づいた。
日光の円蔵(石黒達也)は助太刀の返事を隠し忠治は樵悴し、市は子分を斬った理由を述べ忠治は千両は無関係と判り、忠治は山を降り、紋次(天王寺虎之助)はそれを代官に知らせ、市は鳴子で役人を引き寄せ斬った。
忠治は紋次と浪人達に襲われ手下2人と逃げ、市は紋次と用心棒・仙場十四郎(城健三朗)の企みで忠治にぬれ衣をきせたと聞いた。
市は仙場十四郎と居合いの賭けをして勝ち留め置かれ、紋次と浪人達が千両強奪の真犯人で不服な2人の浪人から隠し場所を聞き代官の荷担を知った。
百姓・岩次郎(片岡彦三郎)達が代官所に駆け込み、庄屋清右衛門も捕らわれた。
代官と紋次の、浪人の口封じの話を仙場十四郎は聞き、市は代官所に潜り込み紋次・十四郎と出会い、十四郎はまたの勝負として市を逃がした。
代官所で庄屋ら4人の処刑が決まり、千両箱紛失の犯人と疑われた市は千両箱を見つけ潔白を証明しようとした。
市は追ってきた千代に、吉蔵を斬った詫びを言い斬って良い言うが千代は仕込み杖を渡して百姓を助けてと頼んだ。
<以下、隠し字>
市は、水戸天狗党の落武者を斬り、弥十郎は陣八郎を斬り金を盗み、市を探していた弥生は見た。
駆けつけた弥十郎は市と居合いで立ち会い、それを弥生は見ていたが弥十郎が討たれ、市は弥生に囁き、去った。


監督:池広一夫
脚本:浅井昭三郎・太田昭和
原作:子母沢寛
出演者:勝新太郎・坪内ミキ子・長谷川待子・城健三朗・島田正吾・石黒達也・林寛・植村謙二郎・天王寺虎之助・片岡彦三郎
制作年:1964年


感想: 第6作目で、特に有名。
国定忠治の赤城山降りを含め、思惑の異なる3悪人との市の闘いが続く。
市は、新たに増えた濡れ衣と目的の供養を成し遂げる。

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