座頭市:4

10:座頭市二段斬り

暴漢に襲われた座頭市(勝新太郎)は2人を斬ったが、旅に嫌気した座頭市は昔のあんまの師匠・彦の市(嵐三右衛門)と娘・お小夜(坪内ミキ子)を麻生の宿に訪ねた。
弥作(寺島雄作)の屋台で、「彦の市は殺され、お小夜は宿場の親分・錣山の辰五郎(沢村宗之助)の丁字楼で名を錦木と変え女郎だ」と聞いた。
座頭市は丁字楼を訪ねたが丑松(平参平)から断られ女将・お鹿(倉田マユミ)からあんまに呼ばれ、お小夜は辰五郎の仲間の郡代役所の磯田幸右衛門(春本富士夫)をいやがり激しい折檻で土蔵に閉じ込めと聞いた。
土蔵に忍びこんだ座頭市はお小夜から、「彦の市は検校位をもらうため三百両の金を持って京都へ旅立ったが何者かに殺され金をうばわれ、辰五郎は貸した百両の代わりにお小夜を丁字楼の女郎にした」と聞き形見の根付けを受け取った。
娘・お鶴(小林幸子)に呼ばれ、市は井戸尻軍十郎(三木のり平)という辰五郎の用心棒の肩をもみ、市は軍十郎から辰五郎の事を聞くが彦の市殺しは話さなく、辰五郎一家では娘を騙して女郎にするのを市は知り他の用心棒・門倉小平太(加藤武)が見ていた。
宿へ一緒に帰るお鶴に市はお小夜の世話を頼み、辰五郎の賭場に行き軍十郎に会い、小平太の誘いで百両と杖を賭けていかさまを見破り、勝手に百両持って帰った。
市は手下に囲まれるが斬り捨て、座頭市と知られた。
<以下、隠し字>
郡代役所で八州見廻り・大館甚吾(木村玄)が帳簿調べし、門倉は磯田から百両を受取り大館を斬り、彦の市は殺しの犯人と知った市と対決を約束した。
軍十郎は辰五郎から追われ、お鶴を助けたいなら座頭市の仕込杖を奪えと言い、それをお鶴が聞いていた、そして市を八州見廻り殺しに仕立てる罠を辰五郎と磯田が仕掛けた。
市は門倉から彦の市殺しの頼み人を聞き、門倉を斬った。
お鶴は宿に戻った市の仕込杖を奪い軍十郎に渡し、辰五郎と磯田は市を探した。
軍十郎は辰五郎を探す内に市に出会い、市はお鶴に仕込杖を黙って盗ませたと言い足を洗う事をすすめ、仕込杖を渡した。
市は辰五郎と磯田の前に現れ脅している間に、軍十郎はお小夜達娘を助け出し証文と金を奪った。
市は、辰五郎と磯田を連れて出て斬り合いになって・・・・。


監督:井上昭
脚本:犬塚稔
原作:子母沢寛
出演者:勝新太郎・坪内ミキ子・三木のり平・加藤武・春本富士夫・倉田マユミ・小林幸子・沢村宗之助・木村玄・寺島雄作・平参平・嵐三右衛門
制作年:1965年


感想: シリーズ第10作。
市の師匠の仇討ちに、いかさま賭博師親子が絡みます。
座頭市も名前は知られていても、顔は知られていないようだ。
市が両手の刀を使う場面があります。

11:座頭市逆手斬り

座頭市(勝新太郎)は、牢内で無実の罪と言うやくざ・片瀬の島蔵(水原浩一)から無実を証明する黒馬の仙八(原田玄)か荒磯の重兵衛(石山健二郎)親分を訪ねるように頼まれた。
牢を出た市は、矢場で百太郎(藤山寛美)と会い儲けたが金を奪いに来た者を斬り、3人ずれに襲われた男・喜平(上坊泰三)に救いを求められ大洗の上総屋(南部彰三)宛てに使いを頼まれたが偽の座頭市に礼を奪われた。
大洗で黒馬の仙八を見つけた市は、島蔵の身の上を話し聞いた仙八で、銚子の荒磯の重兵衛へ行く事を勧められ、さらに監禁されていた・お米(滝瑛子)を救け、お米は市から離れようとはしなかった。
銚子への道中の茶店でニセ座頭市の噂を男達(越川一・堀北幸夫)から聞き、百太郎が好き勝手をしていると知り、荒磯の重兵衛が仙八を待っていた。
あんまとして呼ばれた市と百太郎は、黒馬一家に襲われたが市が斬り、百太郎から島蔵の息子と聞かされた。
お米から市は、島蔵が処刑になり運ばれると聞き荒磯の重兵衛へ向かい、重兵衛は仙八に島蔵の母(村瀬幸子)と娘・お千代(明星雅子)の事を教え奪おうとするが、市が助け仙八に重兵衛の所に案内させた。
<以下、隠し字>
市は、荒磯の重兵衛に会い島蔵の無罪を証明させる書付を書かせ、お米が内容を見届け刑場にはこばれる島蔵の許に届けようとした。
重兵衛は市を襲い阻止しようとするが皆殺しにして、お米に無罪を証明させる書付を届けさせた。


監督:森一生
脚本:浅井昭三郎
原作:子母沢寛
出演者:勝新太郎・藤山寛美・滝瑛子・明星雅子・石山健二郎・水原浩一・原田玄・玉置一恵・森内一夫・上坊泰三・越川一・村瀬幸子
制作年:1965年


感想: シリーズ第11作。
座頭市の居合いは元々から逆手斬りだがそれが題名だ。
百太郎とお米との出会いは強引だが、それがないと話が面白くない。

12:座頭市地獄旅

座頭市(勝新太郎)は5人組に襲われたが逃れ、5人組は後を追った。
座頭市は江ノ島への船にのる時に落ちそうになるが、浪人・十文字糺(成田三樹夫)に救われ、市は船旅でのばくちで多額の金をまきあげ、無頼の将棋好きの浪人・十文字糺と知りあい将棋を始めた。
江の島に着いた市は、船中のばくち師の親分・江島屋(遠藤辰雄)にあんまに呼ばれ襲われたが何とかのがれたが、通りがかりの門付け芸人・お種(岩崎加根子)の娘・ミキ(藤山直子)が負傷した。
市は、十文字と駒を使わず将棋をしてる時に江島屋に襲われたが蹴散らし、怪我の娘が破傷風になり、特効薬の生薬は高価で、市はばくちで稼ごうとしたが負けた。
市は、十文字から儲け方法を教えてもらい、元手に博打で勝ち薬を買い、ミキの傷は直り、ミキらを連れて湯治に箱根へ行きお種から身の上を聞いた。
箱根で、病身の侍・佐川友之進(山本學)とその妹・粂(林千鶴)と仲間・六平(丸井太郎)が来たが、友之進らは父の仇を探していて、友之進から市はあんまに呼ばれた。
仇の顔を知る六平がツリ糸で殺され、市はその場所で十文字愛用のウキを子供から見せられた。
市は十文字を疑い、十文字もそれを察し市に殺気を持ち、友之進から仇は将棋好きで得意の絶頂に指を鳴らすくせと知り、それは市と将棋をやるときの十文字のくせだった。
<以下、隠し字>
市と長く旅をしたいお種とその仲間の五人組が市を狙っていて市と十文字はミキと、夫の仇と明かしたお種を連れて宿を立ち、箱根の山中で頭の中で将棋を指しながら歩く二人は互に機をうかがい二人の白刃がぬかれて倒れたのは十文字で友之進達は仇を討った。
追って来た五人組をミキの声を頼りに、抜き打ちで倒した市は彼を慕うミキとお種を残し去った。


監督:三隅研次
脚本:伊藤大輔
原作:子母沢寛
出演者:勝新太郎・成田三樹夫・林千鶴・岩崎加根子・丸井太郎・山本學・遠藤辰雄・藤山直子
制作年:1965年


感想: シリーズ第12作。
落語のいかさま博打が出るのは愛嬌か。
終始緊張の十文字との関係で話は成り立つが、少なくても五人組の登場は必要ないと思う。

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